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風が僕らの前で急に舵を切ったのを感じた午後
今ならどんな無茶も世界記録も利き手と逆で出せるような
気がしたんだ 本気でしたんだ
「なんとかなるさ」と「あとどれくらい?」と
「大丈夫かな僕ら」の間を
振り子のように行ったり来たりしては 手を強く掴んだ
いっそこの夢のど真ん中で派手に使い果たしてみようよ
笑われないくらいの愛で
変えられるくらいの世界ならば
はじめから用などない 僕には必要ない
神様早く次を僕にくれよ
みっともないくらいの声で
ありえないくらいのこの気持ちを
僕に叫ばせてよ(叫ばせてよ)
腐らせないでよ(捨てないでよ)
僕らの持て余した勇気 使わせてよ
笑われないくらいの愛で
変えられるくらいの世界ならば
はじめから用などない 僕には必要ない
僕らの持て余した正義を使わせてよ
「さよなら」のないハローと「仕方ない」のない未来と
鍵のないドアだらけの心で
未来が得意気に僕らを 見てきてもどうでもいいや
まだ僕らにゃやることがあるから
僕らのこぼれそうな奇跡を使わせてよ