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一度だけだった 目があっただけだった こんなに愛しくなってしまうとは
制服はもう着てないしあの日のダンスも二度と見れないのにね
薫る初夏 つまずきながら ぬるい汗流しながら
見つめてたこと想っていたこと 間違ってなかったはずなんだよな
君を乗せた夕暮れの汽車が まっすぐ帰りを急いだ
見送るだけの僕のスニーカー 翼でも生えてたらな
何にも知らなかったくせして 吸い込まれてしまったのは
それはそれは綺麗な まばたきのせいだった
なのにどうにも上手くはいかなかった
一度だけだった 目があっただけだった こんなに愛しくなってしまうとは
忘れたいと嘆いた夜も なにも伝わらなかった声も
全部全部そっととっとくのは僕の方
この先何年か巡る月日が君なしで語れなくなってしまった
制服はもう着てないしあの日のダンスも二度と見れないのにね